「経験」を取るか「安定」を取るか…、就職する会社の選び方
みなさん、こんにちは。
この時期ですと就職活動が活発化する季節だと思います。
コロナウイルスが流行っていることもあり、インターンシップが無くなったり、面接はSkypeなどで行う企業もあるようです。
逆に移動時間が無いこと利用して就職活動の方針を決めるチャンスとも取れます。
ところでみなさんは就職活動をする上でどうやって会社を決めましたか。
私は大学の専攻とは関係のない分野の企業を受けましたので、会社の規模で決めました。
いわゆる大企業か中小企業かの2択ということですね。
一部上場企業という選択肢もありましたが、当時の私は大企業と中小企業のメリットとデメリットに着目していたため、その選択肢はありませんでした。
今回は私の着目していた点と実際に就職した友達の話を参考にしながら、大企業と中小企業のメリットとデメリットに着目していきます。
就職する会社の選び方
大企業と中小企業ではどちらが良い選択なのか。
これに関しての議論は長年行われてきました。
例えば、みなさんの両親は
「大企業に行くか、公務員になりなさい」
と言うのが多いと思います(勝手な偏見ですが)。
一方で有名な偉人たちは起業してゼロからのスタートで偉業を成し遂げている訳です。
みなさんはどちらが幸せになれる道だと思いますか。
各企業のメリットとデメリットを見ればわかると思います。
大企業のメリット
それはつまり「安定していること」です。
ここで言う安定とは「福利厚生」や「時間的余裕の確保」です。
福利厚生は就職するときは絶対に見た方がいいです。
例えば家賃補助や通勤補助、有給の有無などですね。
これは中小企業ではなかなか出づらい傾向にあります。
大企業は中小企業よりも大人数で一つの案件ができるため、人手不足に陥りにくいというメリットがあります。
よって一見給料が少なく見えても、福利厚生分を考えると貯金できるお金が多いなんてこともあります(私の友人は大卒初任給で24万、家賃全補助、通勤代全補助でした)。
また時間的余裕ができやすいというのもあります。
例えば、土日休みや有給が取れるというのはとても嬉しいですよね。
自分のやりたいことに時間をかけることができるというのは良いことです。
みなさんの両親が大企業や公務員を勧める理由が分かりますね。
メリットを見るといいことづくめですが、デメリットもあります。
大企業のデメリット
「こんなにメリットがあるのに不満なんてないよ〜」
と思っている方もいると思います。
しかし、デメリットは存在します。
それは「出世しにくいこと」と「一つの分野に偏ってしまうこと」です。
出世しにくいというのはいわゆる競合率の話です。
母数が多いということはそれだけ抜きん出ることが難しくなります。
本当の意味での実力社会ということですね。
また、母数が多いため分業することが多くなります。
つまり、広範囲での仕事がしづらいということが発生します。
例えば、自分は開発系の仕事がしたいのに最初に配属されたのが営業だったので営業以外の仕事ができないという現象が起こります。
逆に言えばその分野のスペシャリストになれるのかもしれませんがね。
中小企業のメリット
中小企業に就職するメリットは「いろんな仕事ができること」と「出世が速いこと」です。
中小企業はそもそも人手が少ないため部署間での人の貸し借りが発生しやすいです。
借り出された人は他部署の仕事もできるため、様々な分野での活躍が期待できるようになります。
そして人手が少ないがゆえに出世が速いという特徴もあります。
20代のうちにプロジェクトマネージャーになったり、部下を持つ人が出てきます。
また、わからないことでも親身になって教えてくれるのは中小企業が多いように感じます(もちろん、例外はありますが…)。
若いうちにいろんなことを体験したいという方には中小企業がお勧めです。
中小企業のデメリット
中小企業のデメリットとしては「収入が少なく福利厚生が微妙」ということや「時間的な余裕が少ないこと」が挙げられます。
毎日ではないですが休日でも仕事をしなければならない場合もあります。
これはしょうがないことです。
中小企業が大企業と渡り合っていくためにはそれなりの数仕事をしなければなりません。
また、生き残るためにはいろんな知識をつけていかなければなりません。
いろんなことを経験できるのは中小企業の強みですが、それを代償に沢山の時間が失われてしまうのは考えものですね。
社会的な安定も大企業より若干劣ります。
そのため安定した生活は取りにくくなる可能性があるということですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
会社規模によって私たちの恩恵は変わってきます。
これは私の見解ですが大企業の方が良い人生を送ることができると思います。
というのもデメリットで挙げた「一つの分野に偏ってしまうこと」に関しては、最初の一年だけいろんな部署に移動するような教育形態さえ取れば、解決する問題ですからね。
また中小企業の「収入が少ないこと」に関しても今では副業で稼ぐ道が沢山ありますからデメリットにはなりにくいのかなと思います。
業界のどの位置で入ってこようが全ては自分次第だと思います。
それぞれのメリット・デメリットを吟味して、楽しい人生を送りましょう。
それでは、アデュー ノシ